上石神井駅の近くに、その店はあった
いつ行っても（大体、深夜に来店）
同じ曲が流れていた
本店は、吉祥寺に有るらしいんだけど
行ったことはなかった
毎回、残業のあと、
閉店間際に行ってたから なのか
お店はガラガラで
従業員も後片付けの最中だったりして
ラーメン屋なんだけど、注文するのは
ビールと餃子 たまに定食
腹が減ったときは、たまに
ラーメンを頼んでた
ラーメンよりはジャンボ餃子が有名
モチモチ食感の皮から手作りの
生餃子だった（はず）
いや、食べ物の話ではなく、
流れていた音楽の話
ビートルズしか流れていないため
いつ行っても、聴いたことがある
あの有名な曲が聞こえた
その昔
ビートルズには、ちょっとした
想い出があり
田舎の少年の話になるのだけれど、
その当時（多分、小学生か中学生）
歌謡曲と演歌しか知らなかった私は
ラジオからフォークソングが聴こえてくると、
なんか新鮮で、時代の先取りしている
ような気になっていた
そんな頃に、
「ビートルズを知らないなんて」
的に噛み付いてくる輩がいた
多分、兄ちゃんの影響で聞いていたレコード
が外国のグループで、世界的にも話題になっていたので、乗っかったんだろうけども
聞いたこと無いし、聴いたかもしれないけど歌詞の意味解んないし、なによりも、感情移入できなかったので、
別に、、的な態度をとっていたんだけど、
「ビートルズを知らないなんて、
音楽を語る資格はない」
まで言われたときに、
かちん
いいよっ
君はその好きな歌を聞けばいいよ。
僕は、自分の好きな歌を聴くから。と、
（ぶははははっ）
ラジオから流れてくるだけなので
録音もできなかった時代に
そんな青春時代の手前で、
ビートルズの曲は、私に、
何の影響も与えなかった
そして、時代は巡り、
単身赴任時代の深夜に流れてきたのは
あの ビートルズ
いや、未だに、歌詞の内容も分からないけど
流石に、ビートルズとは何ぞや
ノスタルジーと、
曲が産まれた時代背景や、
エレキサウンド全盛期のあの時代の
彼らの残した音楽とメッセージは解る
あっ、大好きな方の、音楽
ではないけどもね
そして、
（多分、店主が好きなんだろうなぁと思われるビートルズのエンドレスは）
残業疲れの後の、深夜の
駄目駄目企業戦士の
お腹と脳には、
ココロとからだに優しいビートルズの
音楽が心地よかったです
（歌詞の意味は知らんけど）
で、今日なんですが、、、
ご近所のラーメン屋で、
ビートルズが流れてました
そんなことを思い出しながら
野菜ラーメンは普通でした
