つづき
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回想（その３）
今から半世紀も前の出来事
さて、と、
六畳一間に、
男が４人の、共同生活。
毎日、寝食を共にします
先ずは。自己紹介から、、
Ａさん：長老（確か60前の爺さん。ごめんなさい、当時はそう、思ってました^_^）
この人は既に自営業で社長さんで、
色んな運転免許を持っていたんだけど、
違反点数がMAX超えて、免許取消。
無免許になってしまい、それでも
車運転して、商売していたらしいんだけど、
流石に、、もう一度ちゃんと、
取り直そうと、この、教習所に来ていた。
実は今回で３回目とのこと。
何度も落ちていた理由は、、、、
理由は、、漢字が読めない。
運転技術はプロ級なんだけど、
「学科：本試験」不合格になる。
✳︎なんと「仮免許試験」は実は４パターンしかないという法則を見つけて⚪︎×全て丸暗して合格はできたとのこと。恐るべし。
Ｂさん：若い人（二十歳前後だったような兄ちゃん）
この人も、ここに通って４回目だったかな。
無免許で仕事はしているが、農家なので、国道に出なければ、畑だけなら無免許でも大丈夫だとか。そーは言っても遠乗りもできないので、免許は欲しい。
何度も落ちていた理由は、、、、
理由は、言葉が理解できない。
このひとは、漢字は、そこそこ、読めるが、
交通法規が理解できないらしく、
試験問題の質問の意味が理解できない。
（ちょっと、残念な、方でした）
あっ性格はいい人で、
「金はあるんだからよぉ〜！」と、
よく奢ってもらいました^_^
Ｃさん：普通の人（強面の４０前位のおっさん）
工事関係の方で、「大型特殊」「二種免許」などの免許取得の為に通っていたが、春まで仕事が暇なので、そのまま、アルバイトを兼ねて、ここで教官をやっていた。そう、仮免実習の、助手席に座って指導してくれる方だった。✳︎仮免許講習は、特に資格は要りません。普通免許あれば助手席に座って、仮免許プレート付ければ、指導できます^_^
と、ゆふ構成員の仲間入りし、
弱冠１７歳の若者は、毎日このメンバーと
寝食を共にしながら成長してゆくわけです。
はい、、
さて、
住み込み下宿なので、
朝夕の食事の心配は無いのですが、
平日のお昼ごはん、と、
日曜日は、食事が当たりませんので、
各自、自由、に、調達となります。
まぁ、分かりやすく、
いつも行く場所は、固定にしてなっていて、
北見の丸井さんの４Ｆに行ってました。
（確かスパゲッティが240円だったかな^_^）
実は、これが一番の楽しみで、した。
だってねー、
ずっと六畳一間の部屋に居ると、
息が詰まるんですよ。
で、
大人の人は、
珈琲飲むとか、タバコ吸うとか、
定期的に、部屋を出て、
気持ちを切り替えたりできるんですが、
息抜きと発散方法を知らない若者は、
お昼に、外に出るのが、
最大のリフレッシュで
毎日、地獄の虎の穴と、食堂を
往復するだけの生活でした^_^
つづきます
